ふたりの言葉。



「危ないから、離れてください!」



看護師さんが、和奏くんを若葉から話そうとするけれど、和奏くんは「やだ!」の一点張りで離れようとしない。



「若葉……!若葉!」



お願いだから、目を覚まして。



あなたは、まだ……生きなきゃ。



まだ、だよ……っ……



「……こ、と……?」



そんな時、籠った声がした。


< 348 / 400 >

この作品をシェア

pagetop