ふたりの言葉。



「琴、俺らも食べる?」



若葉は自分の席に戻って自分のお昼ご飯を持って私の隣の誰だかわからない席に勝手に座った。



「若葉、今日もパンなの?」



若葉のお昼ご飯は、いつもコンビニのパンか購買のパンだ。



「母さんが、俺の嫌いなもの入れるから」



そう言ってガサガサしてパンの袋を開ける若葉。


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