ふたりの言葉。
座ろうとしたんだけど、その瞬間、私の視界から、ユウキくんが消えた。
「いったぁあ……!!」
ユウキくんは、座る瞬間若葉に椅子を引かれたせいで床に尻餅をついてしまった。
「若葉、テメェ……!!」
ユウキくんはギャンギャン言いながら睨み若葉を睨み続ける。
そんな若葉は笑顔で、ユウキくんに謝り続けていて、その事を見ていたクラスメイトたちまでもが……みんな笑っている。
やっぱり、凄いな……。
たくさんの人を一気に笑顔にさせる若葉は、いつにも増して笑顔だった。