ふたりの言葉。
私の唯一の友達である愛梨ちゃん。
元気でイケメンが大好きな愛梨ちゃん。
私なんかより、ずーーっと可愛い愛梨ちゃん。
「早見ちゃん、授業終わったよ」
愛梨ちゃんのことを考えてボーッとしていると、目の前には愛梨ちゃんがいた。
「何考えてたのさ」
「愛梨ちゃんのこと考えてたの」
「もう、可愛すぎるっ!」
そう言って、抱きついてくる愛梨ちゃんを私は愛しいと思った。
若葉の次に大切な存在。
大事に……大事にしよう。
私は、幸せをかみしめた。