ふたりの言葉。



「若葉、あのね……。私、若葉のこと好きだから……大好きだから……!!

他の人に取られるのが嫌で嫌で……」



私は、若葉に駆け寄って若葉の目をしっかり見てそう言った。



若葉は、私の思わぬ発言に驚いているのか目が丸くなっている。



自分でも何を言っているのか分からない。
若葉を見ていると、口走ってもうグジャグジャだ。



それでも、今の思いを伝えたかった。
若葉の前で涙を流してまでも、若葉と仲直りをしたかった。


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