あじさい
私は、そのまま、『並南』と、私の名前が書かれた、机へ向かい、カバンを置く。

退屈な一日が始まった。

いつもそう思う。

そのまま、学校が終わり、放課後の部活の時間になる。

「すず行こう!」

「うん!」

やっぱ晴と一緒に行く。

「すず!はる!」

りさが来て、私たちの名前を呼ぶ。

いつも三人だ。
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