君に好きと伝えたくて。

禁門の変

池田屋事件により負傷した隊士もよくなってきた頃…


スパーン!

「朝ちゃん!ゴホッ」




『なんだ総司か…まだおまえは寝ていろ。』



「えーめんどくさいもんっ」


はあ、総司はあのあと熱中症により三日ほど寝込んでいた。さらに今は風邪らしく、咳がとまらないようだ。


「朝ちゃん。それより、組長は楽しい?」


『楽しいわけがあるか…。土方さんも土方さんだ。普通隊士でもない俺を組長にするか?隊士達は気に食わないみたいだ。当たり前だろうな。いきなり現れたやつが組長なんてな…』
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