君に好きと伝えたくて。
だ、駄目だ。このままじゃ…


俺のせいで……


そういえば前に母上に教えてもらった
術があったはず。


あれならみんなを助けられるかもしれない。


命の保証はできないけど、みんなが助かるなら…


『我が神よ。我の命と引き換えにこの争いを沈めよ。我が助けたい新選組のために力を貸してくだされ。』


朝が呪文を唱えると、周りから淡い光が此処等一帯を包んだ。
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