幼馴染たちの恋
『ぁぁ。だから、姫花が必死に説得して
その女子と相手の奴のよりを戻したんだ。』
『だから、オレは姫花にかりがあるんだ。』
「そうか、ひでぇ話だな。」
「わるいな。こんな話きいちまって。」
『べつにいいよ。亮太だったからな。』
「そっか。ならいいや。」
俺は初めてそんなひどい話を聞いた。
世界の中で、こんな自己中なやついたんだなぁ。
俺なら瑞希に好きな人ができたって、そこまではしない・・・。
げぇっ。何で俺瑞希と重ね合わせてるんだ!
今は、伸也との勝負中だ。
俺はずっと瑞希の気持ちを隠して、ただみてるだけだった。
何も行動を起こさないのは、瑞希に嫌われたくないから?
俺はずっと悩んで悩んで悩んで
居残りの実験を黙々とやった。