ピアノ少年とサッカー少年と私
私は、この時大切だった親友を交通事故で無くした。


それ以来人に心を閉ざすようになった。


放課後私は音楽室にいき、ピアノの椅子に腰をかけた。

私はゆっくり鍵盤に手を置いた。そしてゆっくり弾きだした。
曲名はベートーベンの【ピアノソナタ第8番悲愴第2楽章】。

ピアノは一時期全く手につかずやっとピアノを弾けるとこまでやってきた。
一応コンクールで優勝はしている。

けど、まだ明るい曲や楽しい曲は弾けない。
弾いていると涙が出て来るのだ。
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