愛と勇気の英雄伝承
「私がもし、呪われた運命なら、それで良い...。
私が許せないのは、なぜ同じ姉妹の私達に差があり、
お姉様だけ、神に愛されるの??そんな運命、壊すしかないよね?」
遠くを見るリベアの目には
ずっと離れていたせいか
もう、ラズリは見えていなかった。
(ねぇ、憎き神よ。貴方が本当に存在するなら、愛するラズリを助けて見なさいよ!!うふふふっ!)
運命何かがあるから
人には差ができ、そして感情が生まれてしまう。
私の一番嫌いで一番理解しがたいモノだ。
この世から、全部全部
“消してやりたい”
リベアのラズリを想う気持ちは
いつの間にか
ラズリへの復讐心に変わっていたのだ
リベアの闇は深まるばかりだった。