愛と勇気の英雄伝承
ドガガガガガッ!
岩が、魔法使いルシフの上に襲いかかろうとしていたその時。
<スターライト・オール!>
キラキラと輝く星がルシフを包み込み、同じく魔法使いであるラズリの元へ
連れて行く。
「ルシフ!あぁっ、こんなに傷だらけで……!」
ラズリは涙をこぼしながら、ルシフを抱きしめる。
「君を守るためなら、地の果てまでも飛んでいくよ?」
と、いつものようにいたずらっぽく笑う彼にラズリも安心した。
「えぇ、想像出来るわ……ふふっ」
カツッ、カツッと、その場に足音を響かせながら、無残な格好の悪魔が、
赤い目をギラギラと光らせてやってくる。
「ここを、姉さん達の墓場にして差し上げます。」
そう言って、恐ろしい笑みをラズリ達に向けると、ジャキッと、
この世に伝わる伝説の剣を取り出す。
この剣は、ラズリの家系しか持つ事を許されない剣。
そして、その剣をラズリも持っていたが、リベア(ラズリの妹)の剣は、
どす黒く染まってしまっていた。
「これで、終わりにしよう!リベア!」
そう言って、ラズリも金色に光り輝く剣を取り出すと、2人同時に飛びかかった。
キーン!
悪の剣と、善の剣が重なり合い、凄まじい音と、突風が巻起こる。
ルシフは、岩に必死につかまり、なんとか飛ばされずにすんだ。
「分かる?姉さん。善は悪には勝てないんですよ?」
リベアがニヤリと口のはしを上げた
「ーっ!!」
ハッとした顔で、ラズリがリベアを見たその時、大爆発が起こった。
ドッカーンッ!!!!
空から、燃えるような赤い瞳で、ボロボロになった姉を見つめる。
「姉さんは、もう私には勝てませんわ。」
手を前にかざして、ラズリの方へ向けると、闇そのもののような黒いものが
リベアの手の前に集まったその時。
ラズリは、ニッコリと笑みを浮かべ
「そうね、勝てない……。なら!」
自らの剣を地面に突き刺すと、魔法陣が出現し、光り出す。
「まさか!姉さんは、自爆に私をまきこむつもりなの!?させません!」
手から、魔法が放たれた瞬間。
今まで見ていたルシフは、彼女の隣に立つと、ニッコリと笑みを向けた。
そして、剣の上にある彼女の手の上に、自分の手を重ねると
「君1人でなんて、やめてくれよ?」
と、いつものように、いたずらっぽく笑う彼
驚いて眺めていたラズリは、彼にニッコリと笑いかけると
「ありがとう。」
と言って2人は、リベアとともに光の中に、永遠に消えていった。
そして、その時ラズリが流した涙は、伝説の宝石として
今もどこかに眠り続けている。
岩が、魔法使いルシフの上に襲いかかろうとしていたその時。
<スターライト・オール!>
キラキラと輝く星がルシフを包み込み、同じく魔法使いであるラズリの元へ
連れて行く。
「ルシフ!あぁっ、こんなに傷だらけで……!」
ラズリは涙をこぼしながら、ルシフを抱きしめる。
「君を守るためなら、地の果てまでも飛んでいくよ?」
と、いつものようにいたずらっぽく笑う彼にラズリも安心した。
「えぇ、想像出来るわ……ふふっ」
カツッ、カツッと、その場に足音を響かせながら、無残な格好の悪魔が、
赤い目をギラギラと光らせてやってくる。
「ここを、姉さん達の墓場にして差し上げます。」
そう言って、恐ろしい笑みをラズリ達に向けると、ジャキッと、
この世に伝わる伝説の剣を取り出す。
この剣は、ラズリの家系しか持つ事を許されない剣。
そして、その剣をラズリも持っていたが、リベア(ラズリの妹)の剣は、
どす黒く染まってしまっていた。
「これで、終わりにしよう!リベア!」
そう言って、ラズリも金色に光り輝く剣を取り出すと、2人同時に飛びかかった。
キーン!
悪の剣と、善の剣が重なり合い、凄まじい音と、突風が巻起こる。
ルシフは、岩に必死につかまり、なんとか飛ばされずにすんだ。
「分かる?姉さん。善は悪には勝てないんですよ?」
リベアがニヤリと口のはしを上げた
「ーっ!!」
ハッとした顔で、ラズリがリベアを見たその時、大爆発が起こった。
ドッカーンッ!!!!
空から、燃えるような赤い瞳で、ボロボロになった姉を見つめる。
「姉さんは、もう私には勝てませんわ。」
手を前にかざして、ラズリの方へ向けると、闇そのもののような黒いものが
リベアの手の前に集まったその時。
ラズリは、ニッコリと笑みを浮かべ
「そうね、勝てない……。なら!」
自らの剣を地面に突き刺すと、魔法陣が出現し、光り出す。
「まさか!姉さんは、自爆に私をまきこむつもりなの!?させません!」
手から、魔法が放たれた瞬間。
今まで見ていたルシフは、彼女の隣に立つと、ニッコリと笑みを向けた。
そして、剣の上にある彼女の手の上に、自分の手を重ねると
「君1人でなんて、やめてくれよ?」
と、いつものように、いたずらっぽく笑う彼
驚いて眺めていたラズリは、彼にニッコリと笑いかけると
「ありがとう。」
と言って2人は、リベアとともに光の中に、永遠に消えていった。
そして、その時ラズリが流した涙は、伝説の宝石として
今もどこかに眠り続けている。