半分のキモチ
プロローグ
初めて本気で人を好きになった。


それは、ピンチを助けてくれたヒーローでもなければ、


みんなが憧れるイケメン王子でもない。


どこにでもいる普通の17才の男の子。


その普通の男の子が、ヒーローよりもイケメン王子よりも私を夢中にさせた。









"清水勇馬"







想い出すのは意地悪に笑うアイツの笑顔………―――


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