半分のキモチ
「何、調子わりーの?」
私の顔を見るなりかっちゃんが心配そうに見つめる。
「顔色悪いし、大丈夫か?」
「あっ、うん……あんまり、」
「帰るのか?」
「うん、」
「そっか、じゃあ、送るよ」
「え?良いよ……かっちゃん学校行きなよ」
「良いから、良いから」
そう言って私のかばんを私の肩からかばんを取り、自分のかばんと左肩に下げ、右手で私の手を握る。
「ちょ、」
「倒れたら困るじゃん」
「倒れないよ」
そう言うんじゃないから。
体調が悪いわけじゃない。
単純に逃げただけだから……
清水からも自分のキモチからも……
なのにかっちゃんはいつもと変わらない。
「宮本の家って……」
「四つ先」
「了解。了解」
かっちゃんと二人私の家へ向かう。
電車はラッシュの時間が過ぎ静かだった。
私の顔を見るなりかっちゃんが心配そうに見つめる。
「顔色悪いし、大丈夫か?」
「あっ、うん……あんまり、」
「帰るのか?」
「うん、」
「そっか、じゃあ、送るよ」
「え?良いよ……かっちゃん学校行きなよ」
「良いから、良いから」
そう言って私のかばんを私の肩からかばんを取り、自分のかばんと左肩に下げ、右手で私の手を握る。
「ちょ、」
「倒れたら困るじゃん」
「倒れないよ」
そう言うんじゃないから。
体調が悪いわけじゃない。
単純に逃げただけだから……
清水からも自分のキモチからも……
なのにかっちゃんはいつもと変わらない。
「宮本の家って……」
「四つ先」
「了解。了解」
かっちゃんと二人私の家へ向かう。
電車はラッシュの時間が過ぎ静かだった。