半分のキモチ
「意外に近いな」
駅から15分も歩いていないのに、塩の匂いを強く感じ、波の音が聞こえてくる。
「本当だね」
「何か海に来るとテンション上がんね?」
「そう?」
「あれ?女って海好きじゃん」
「何情報よ」
「良く"海が見たい"とか……」
「ドラマの話しじゃん」
かっちゃんのおかしな情報に笑ってしまう。
「でも、海は嫌いじゃないよ」
「ならさ、夏休みとか海に行かねー?」
「夏休み?」
「そっ、ライブもやるから、ライブにも来なよ!来てくれたら、みんなテンション上がるし」
「上がり過ぎられても困る」
かっちゃんは「あっ、」と言う顔をして「今度は大丈夫」とバツの悪そうな顔で笑った。
駅から15分も歩いていないのに、塩の匂いを強く感じ、波の音が聞こえてくる。
「本当だね」
「何か海に来るとテンション上がんね?」
「そう?」
「あれ?女って海好きじゃん」
「何情報よ」
「良く"海が見たい"とか……」
「ドラマの話しじゃん」
かっちゃんのおかしな情報に笑ってしまう。
「でも、海は嫌いじゃないよ」
「ならさ、夏休みとか海に行かねー?」
「夏休み?」
「そっ、ライブもやるから、ライブにも来なよ!来てくれたら、みんなテンション上がるし」
「上がり過ぎられても困る」
かっちゃんは「あっ、」と言う顔をして「今度は大丈夫」とバツの悪そうな顔で笑った。