半分のキモチ
それから夏休みに入るまで、私のそばには京子とかっちゃんが居た。
初めは気になっていたクラスの視線もいつの間にか気にならない。


平穏な日々。
少なくても私にはそうだった。


たまに合う清水との視線が気にならなかっと言ったら嘘になるけど、
だけど、ちゃんと笑えてる。


大丈夫。
大丈夫。


胸がチクリと痛む。


大丈夫。
大丈夫。


「来週だから忘れんなよ」

「大丈夫だよ。ねっ、京子」


笑えてる。


大丈夫。
大丈夫。

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