半分のキモチ
「あの日、宮本は中山のこと待ってたろ」
「あぁ」
「俺は克巳に話があるって言われた訳だ」
「あぁ」
この時点で克巳の話は宮本絡みだと分かった。
だから三上の言葉にもさほど驚くことはなかった。
「だけど、内容が宮本のことだったから、宮本が居る教室では話せなかったから隣の教室に居たって訳。そしたら、お前が来てりさちゃんが来て……話してることが全部聞こえてた訳じゃないから、詳しくは分かんねーけど、でかい音とりさちゃんの怒鳴り声で。まぁ……なんとなく、」
「……」
「りさちゃんが宮本に何かしたんだろう?」
「あぁ……突き飛ばして蹴った」
「マジか……」
「あぁ」
「でも、だからって」
「りさのことはちゃんと好きだぜ」
「あぁ」
「俺は克巳に話があるって言われた訳だ」
「あぁ」
この時点で克巳の話は宮本絡みだと分かった。
だから三上の言葉にもさほど驚くことはなかった。
「だけど、内容が宮本のことだったから、宮本が居る教室では話せなかったから隣の教室に居たって訳。そしたら、お前が来てりさちゃんが来て……話してることが全部聞こえてた訳じゃないから、詳しくは分かんねーけど、でかい音とりさちゃんの怒鳴り声で。まぁ……なんとなく、」
「……」
「りさちゃんが宮本に何かしたんだろう?」
「あぁ……突き飛ばして蹴った」
「マジか……」
「あぁ」
「でも、だからって」
「りさのことはちゃんと好きだぜ」