半分のキモチ
卒業までには普通に、か……
ソファーから立ち上がり宮本が寝ているベッドに近寄り、隣のベッドの端に座った。
宮本は俺に背中を向けるように寝ていて、肩が規則正しく上下している。
ずっとお互い避けてたからな。
俺だって出来れば普通に笑って話してーよ。
だけど、宮本は普通を求めるけど……
それでまたお前は泣くんだろう。
それとも、もう俺のためには泣かないのか?
違う誰かのために泣くのか?
だから、俺とは普通に話せるようになったのか?
泣かずに笑って話せるようになったのか?
そう考えてる俺の頭の中にはさっきの保険医の言葉が離れない。
……――沢山悩んで出した答えが正解なんだよ。
俺が悩んで出した答えが俺の中の正解なら、宮本が悩んで出した答えが正解なんだろう。
二人の出した答えが同じになるなんて、きっと"奇跡"に近いことなんだろう。
ソファーから立ち上がり宮本が寝ているベッドに近寄り、隣のベッドの端に座った。
宮本は俺に背中を向けるように寝ていて、肩が規則正しく上下している。
ずっとお互い避けてたからな。
俺だって出来れば普通に笑って話してーよ。
だけど、宮本は普通を求めるけど……
それでまたお前は泣くんだろう。
それとも、もう俺のためには泣かないのか?
違う誰かのために泣くのか?
だから、俺とは普通に話せるようになったのか?
泣かずに笑って話せるようになったのか?
そう考えてる俺の頭の中にはさっきの保険医の言葉が離れない。
……――沢山悩んで出した答えが正解なんだよ。
俺が悩んで出した答えが俺の中の正解なら、宮本が悩んで出した答えが正解なんだろう。
二人の出した答えが同じになるなんて、きっと"奇跡"に近いことなんだろう。