半分のキモチ
「いや、マジ俺様自己中だわ」


かっちゃんが呆れたように言う。


「……だよね」

「アイツは何を考えてるんだか……」


離れて行く清水の背中を見つめ寂しくなる。
自分の発した言葉で自分で傷つく。


私ってやっぱりバカだ……


「宮本!」


バンっとかっちゃんが私の背中を叩く。


「な、何?」

「ソフトは勝ちそうだな」

「あ、そうだね」

「次は宮本達の番だ。頑張れよ」

「うん。足引っ張らないように頑張ります」

「焼き肉かかってるから頼むぞ」


かっちゃんが隣に居てくれて良かった。
余計なことを考えずにすんだ。


「よし!頑張ろう!」


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