半分のキモチ
また違う曲のイントロが流れると「あっ俺、俺」と清水がマイクを握る。
俺、俺詐欺かよ。
つっこみながら清水の歌を聞いた。
こんな盛り上がってる時にチョイスする曲じゃないよ。
メロウな曲に泣きたくなるような歌詞。
曲が終わると真っすぐ私の所へ来て「どうよ。俺の歌」と私の隣に座った。
「下手ではないんじゃん」
「なんだよその感想」
清水はフッと笑いまたさっきの歌を歌い出す。
周りの五月蝿い音の中でもはっきりと聞こえる。
「君に幸せあれってな、」
「何それ……」
「何ってそのまんまだよ」
「私に言ってんの?」
横に座って居る清水を真っすぐ見つめた。
俺、俺詐欺かよ。
つっこみながら清水の歌を聞いた。
こんな盛り上がってる時にチョイスする曲じゃないよ。
メロウな曲に泣きたくなるような歌詞。
曲が終わると真っすぐ私の所へ来て「どうよ。俺の歌」と私の隣に座った。
「下手ではないんじゃん」
「なんだよその感想」
清水はフッと笑いまたさっきの歌を歌い出す。
周りの五月蝿い音の中でもはっきりと聞こえる。
「君に幸せあれってな、」
「何それ……」
「何ってそのまんまだよ」
「私に言ってんの?」
横に座って居る清水を真っすぐ見つめた。