半分のキモチ
克巳が変なことを言うから考えないようにしていたことを考えなくちゃいけなくなる。
普通にしようと決めたのにそうも行かなくなる。
カラオケに行けば薄暗い部屋の端っこで一人黄昏れてる宮本が居る。
何を考えてるんだか、みんなを見ながら嬉しそうにしている。
そうだ。
そうだ。
宮本にはずっとこうやって笑っていて欲しい。
その気持ちに嘘はない。
泣きそうな顔で俺の隣で笑うんじゃなく、心の底から嬉しいと……
心の底から楽しいと……
俺が選曲した曲のイントロが流れる。
俺がマイクを握れば宮本の視線が俺に向き、克巳の視線がそんな宮本を見つめている。
普通にしようと決めたのにそうも行かなくなる。
カラオケに行けば薄暗い部屋の端っこで一人黄昏れてる宮本が居る。
何を考えてるんだか、みんなを見ながら嬉しそうにしている。
そうだ。
そうだ。
宮本にはずっとこうやって笑っていて欲しい。
その気持ちに嘘はない。
泣きそうな顔で俺の隣で笑うんじゃなく、心の底から嬉しいと……
心の底から楽しいと……
俺が選曲した曲のイントロが流れる。
俺がマイクを握れば宮本の視線が俺に向き、克巳の視線がそんな宮本を見つめている。