この手を離さない
体育館に着くとまさに試合の最中で、選手達の掛け声と応援席からの声援でにぎやかだった。
想像以上の熱気に圧倒されていると、ふくよかで朗らかな車いすの女性が私達に気づいて近づいて来た。
「こんにちは!今日は遊びに来てくれてありがとう!中村です。選手の一人の知人でね、マネージャーみたいなことをやらせてもらってます」
びっくりするくらい元気な声、あっけらかんとしている。
初対面の私の目にも、この人は選手たちのお母さん的存在なのかな?と映る包容力のようなものも感じさせる人だ。
急に声をかけられ驚いたが、慌てて光輝と2人で頭を下げた。
「こんにちは。秋元光輝です。こっちは泉田奈美です。急に見学したいなんて申し出てすみません」
「いいのよ―!仲間が増えるのはうれしいから、質問とかあったら何でも聞いてね!」
「はい!ありがとうございます」
光輝と声を揃えて返事をし、初めて見る車椅子バスケを中村さんのそばでじっくり観戦させてもらうことになった。
想像以上の熱気に圧倒されていると、ふくよかで朗らかな車いすの女性が私達に気づいて近づいて来た。
「こんにちは!今日は遊びに来てくれてありがとう!中村です。選手の一人の知人でね、マネージャーみたいなことをやらせてもらってます」
びっくりするくらい元気な声、あっけらかんとしている。
初対面の私の目にも、この人は選手たちのお母さん的存在なのかな?と映る包容力のようなものも感じさせる人だ。
急に声をかけられ驚いたが、慌てて光輝と2人で頭を下げた。
「こんにちは。秋元光輝です。こっちは泉田奈美です。急に見学したいなんて申し出てすみません」
「いいのよ―!仲間が増えるのはうれしいから、質問とかあったら何でも聞いてね!」
「はい!ありがとうございます」
光輝と声を揃えて返事をし、初めて見る車椅子バスケを中村さんのそばでじっくり観戦させてもらうことになった。