この手を離さない
橋田先輩とは未央の彼氏。
未央は知り合ったばかりの頃はどちらかと言えばおとなしい雰囲気の女の子だった。
それが彼氏ができて2年、ずいぶんと肝が据わった女になってしまった。
「順調そうだね。橋田先輩、就職どうするの?」
コーヒーを飲みながら、理沙が聞いた。
私は理沙を中学時代から知っているけれど、昔から大人びていて落ち着きがあって、お姉さんのような存在だ。
サラサラの長い髪に透き通るような白い肌、美少女というよりは美女という言葉がふさわしい綺麗な人。
ちなみに理沙は新幹線で2時間の距離を挟んで、目下遠距離恋愛中だ。
「理沙のダーリンと同じだよ。大学院に進むって。まあ、工学部生はほとんど院に行くからね」
ウーロン茶のストローをかき回しながら、未央は言う。
へー。
ちゃんと話をしているんだ、と妙に感心してしまう。
未央は知り合ったばかりの頃はどちらかと言えばおとなしい雰囲気の女の子だった。
それが彼氏ができて2年、ずいぶんと肝が据わった女になってしまった。
「順調そうだね。橋田先輩、就職どうするの?」
コーヒーを飲みながら、理沙が聞いた。
私は理沙を中学時代から知っているけれど、昔から大人びていて落ち着きがあって、お姉さんのような存在だ。
サラサラの長い髪に透き通るような白い肌、美少女というよりは美女という言葉がふさわしい綺麗な人。
ちなみに理沙は新幹線で2時間の距離を挟んで、目下遠距離恋愛中だ。
「理沙のダーリンと同じだよ。大学院に進むって。まあ、工学部生はほとんど院に行くからね」
ウーロン茶のストローをかき回しながら、未央は言う。
へー。
ちゃんと話をしているんだ、と妙に感心してしまう。