この手を離さない
「あっ!奈美おはよう!どうしたの?入っておいでよ」
ドアの前に立って2人の姿をぼんやりと眺めていた私に未央が気づいた。
私が中に入ると、
「じゃあ、またあとで」
と橋田先輩は立ち去って行く。
一応、私の横を通り過ぎる時には軽く会釈をしていた。
「もしかしてお邪魔しちゃった?」
スコアブックを探す未央に問いかけると、
「ううん、全然だよ。部活終わったらデートだからいいの!映画観に行くんだ」
と甘々モード全開で返して来る。
「ふーん。そう言えば、私も今日光輝とスーツ買いに行くからどこかで会うかもね」
「えっ? 奈美達もデート!?」
未央が目を輝かせている。
ドアの前に立って2人の姿をぼんやりと眺めていた私に未央が気づいた。
私が中に入ると、
「じゃあ、またあとで」
と橋田先輩は立ち去って行く。
一応、私の横を通り過ぎる時には軽く会釈をしていた。
「もしかしてお邪魔しちゃった?」
スコアブックを探す未央に問いかけると、
「ううん、全然だよ。部活終わったらデートだからいいの!映画観に行くんだ」
と甘々モード全開で返して来る。
「ふーん。そう言えば、私も今日光輝とスーツ買いに行くからどこかで会うかもね」
「えっ? 奈美達もデート!?」
未央が目を輝かせている。