この手を離さない
「泣くなって!俺は全然平気なんだから!たださ、もう、バスケはできないんだな。それが1番堪え……」



光輝が言葉に詰まる。



泣くのを必死に堪えているのが伝わってきた。



「光輝!泣いていいんだよ!こんなの誰だって泣きたくなるよ!我慢なんかしないで!」



光輝のベッドサイドに駆け寄った。


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