砂時計
第三章 夢で逢えたら
1
『あいたい』
そんなメッセージを送っておきながら、私の返信は未読やなんて……。がっくりと肩を落としながら帰る道。まんまるのお月さまが優しく照らす、夜。
ドラマみたいに突然、彼が逢いにきそうな空気を纏う、夜の闇。
それでもやっぱり彼には逢えないまま、眠れない夜がやってくる。
もう、涙も出ない。眠れないなら、朝まで起きていればいい。そう割り切り、ベッドに潜り込んだ。
静かな部屋に、耳障りな時計の音。それをどのくらい聞いたころだったろうか?
睡魔に襲われ、瞼を閉じる。よかった。今夜は、眠れそうな予感……。
そんなメッセージを送っておきながら、私の返信は未読やなんて……。がっくりと肩を落としながら帰る道。まんまるのお月さまが優しく照らす、夜。
ドラマみたいに突然、彼が逢いにきそうな空気を纏う、夜の闇。
それでもやっぱり彼には逢えないまま、眠れない夜がやってくる。
もう、涙も出ない。眠れないなら、朝まで起きていればいい。そう割り切り、ベッドに潜り込んだ。
静かな部屋に、耳障りな時計の音。それをどのくらい聞いたころだったろうか?
睡魔に襲われ、瞼を閉じる。よかった。今夜は、眠れそうな予感……。