砂時計
涙目のまま、優しいキスをしてから、二年が過ぎた。
三十路を迎えた私は、彼との結婚を考えていた。でも彼は最近、なにかと理由をつけては、デートをキャンセルしていた。
ふたりの間には、温度差がある。そう感じながらも、やっぱり私は彼が好きだった。
『ごめん。忙しくて、しばらく逢えそうにない。』
そんなときに届いた、彼からのメッセージ。
『わかった』
このまま自然消滅する。そう強く感じながらも、やっぱり彼を好きな私は、信じて待つことにした。
『どんなに忙しくても、毎日、メッセージは送るから』
彼は約束通り、毎日、LINEにメッセージをくれた。会話が続く日もあれば、ひと言、ふた言で終わる日もあった。
信じて、待とう。ふたりの間に温度差なんてない。ほんの少し彼が、忙しいだけだ。
三十路を迎えた私は、彼との結婚を考えていた。でも彼は最近、なにかと理由をつけては、デートをキャンセルしていた。
ふたりの間には、温度差がある。そう感じながらも、やっぱり私は彼が好きだった。
『ごめん。忙しくて、しばらく逢えそうにない。』
そんなときに届いた、彼からのメッセージ。
『わかった』
このまま自然消滅する。そう強く感じながらも、やっぱり彼を好きな私は、信じて待つことにした。
『どんなに忙しくても、毎日、メッセージは送るから』
彼は約束通り、毎日、LINEにメッセージをくれた。会話が続く日もあれば、ひと言、ふた言で終わる日もあった。
信じて、待とう。ふたりの間に温度差なんてない。ほんの少し彼が、忙しいだけだ。