スターチスのように
『やだ』



『言っても分かんないなら力尽くでも開けさせるよ?』



そう言うとローズを突き飛ばし上に飛び乗った。



『離して』



バチッ


音とともに赤い液体が流れ落ちた。



ポタッ…ポタッポタッ



『い…たい痛いよぉ〜』



『お前が言うこと聞かないから無理矢理になったんだよ?』



『リオの馬鹿もう知らない。レオ〜』



バタバタ



ローズは泣きながらレオの元に走っていった。
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