スターチスのように
『そんなことよりもそいつ息持たねぇぞ。』



ピエールがそうゆうとレオはローズに心臓マッサージをし始めた。



それを続けると、ローズは目を覚ました。



『ゲホッゴホッあれ?私そうだ海に落ちたんだ。』



『君…大丈夫?』



『はい、大丈夫です。あのどなたが助けてくださったんでしょうか?』



『そこの男の子だよ。』



『えっ?レオ』



ローズはレオに抱きついた。



『ありがとう…レオ』



ローズがそう笑いながらいうとレオはローズの方を見た。



『ローズ…これ着とけ』



そう言って自分の上着を投げた。



『えっ?どうして?』



『えっと…その…透けてるから/////』


『えっあっ本当だ。レオありがとう』



ローズはそういいながら上着をはおった。



『ローズ…ピエールには気をつけろ。』



『何で?』



『何でってお前を海に突き落とした犯人だからだ。』



『知ってるよ。でも私が悪いんだもん。命を落としてもしょうがないよ。』



『でも…』



『私は大丈夫だよ。ピエール、私あなたの望みを叶えてあげる。それが私の償い。』
< 161 / 196 >

この作品をシェア

pagetop