スターチスのように
ローズの体がフワッと浮いたかと思うとレオが抱き抱えていた。




『レオ様…大丈夫ですわ。それにわたくし重いですので』



ローズは嫌がって下ろしてもらおうとした…



『お前軽いしそれに足(くじ)いてるのに無理するな』




レオがそう言った直後ローズの胸はドキドキしている。



ローズにはそのドキドキがなにかはまだわからない…



『待て!!』



『やべ見つかった逃げるぞ。』



『うん…』



(何この気持ち…胸が温かくなって苦しくなる)



『魔法でワープしよう。』



『ああそれじゃあ街へ頼む』



『ヴィルワープ!!』
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