スターチスのように
『えっと?わからないです。』



『ローズさま、ミニョンヌローズ』



『えっ?』



レオが言った言葉でローズの頭をレオとの記憶の一部がよぎった。



『ジャンヌ先生、ピエール…ピエールはどこにいますか?』



『ピエールですか?ピエールは皇女様が何年も前に追放しましたじゃないですか…』



『でも前に会いました。二人の男の子も一緒にいました。』



『ローズ様、その事は思い出さない方がいいですよ。』



『レオそのことについて何か知っていますの?なんでですの?』



『皇女様、今日の勉強はここまでにしましょう。』



『はい、ありがとうございました。』



『はい、さようなら』



ジャンヌ先生はそう言って出ていった。



『レオは好きな人いらっしゃるの?』



『ローズさま急にどうしましたか?』



『好きな人いるのかなと思って…』



『いますよ。』




『まぁ…どんなお方ですの?』
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