スターチスのように
『イヤ!!何すんの…離してよ!!』



『皇女にしちゃあ言葉使いが悪いな』



そう言うと、ローズを突き飛ばしナイフを取り出した。



[ビリッ]



『ウソ…何するの!!』




『あ〜あ()けるから袖破れちゃったじゃんか。』



『早く、泣いてみろよ。』



『いや…泣かないもん。』



『なんでだよ!!早く泣けよ!!』



『私はレオ達の仲間だもんレオ達は強いから私も強くなるんだもん』



『ローズ…』



レオは呟いた。



『そいつらはお前の事本気で仲間だと思ってる訳無いだろ。お前が魔法使えるからそれで仲間のふりしてるだけ…お前は利用されてんだよ!!』



『そうだ!!わかったら俺達と一緒に来い!!』
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