スターチスのように
『私、戻りたいなんて言ってない!!』



『言ってないって言ってるけど?』



『忘れたのか?上流階級のやつらは平気で嘘をつくって事』



『ローズは他のやつらとは違う!!』



レオがそう言ってるのをローズは少し悲しげな表情で見つめていた。



『どうした?ローズ』



『あっ…えっと…私の事どう思う?』



『どうって仲間だけど…』



『そっそう…』



(私はこんなにも大好きだけど…気持ち隠すのも大変だな…)
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