スターチスのように
『でしたら…皇女様、私と婚約してください。』



『えっでも…私、好きな人がいるし』



執事は『うるせぇ』と言うとローズの手を掴もうとした。



『もう知っている。そんなにローズが欲しければ二人で片方ずつ腕を引っ張り合えばよいだろう』



そうゆうと二人は引っ張り合った。



『痛い』



そう言いながら、ローズの目に涙がたまった。
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