スターチスのように
ローズの涙を見たレオは腕を離した。



(ローズがあの執事のものになるのは嫌だけどしょうがない…)



すると…執事は『かっ勝ったローズ様はもう私の物だー!!』と言った。



ローズは泣いてた。



『ローズ、大丈夫か?』



そう言って、レオはローズの頭を撫でようとした。



『おい、触るなよ。ローズ様はもう私の物だ!!』



『クソ!!』



『レオお前の勝ちだ。約束じゃからローズは連れて来なさい。たまに遊びに来るのじゃぞ』



『なんでですか?俺は最後まで手を離さずにいれたのに…』



『ローズの顔を見てなかったのか?見てなかったとしても声が聞こえなかったのか?』
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