スターチスのように
『え?もしかして、野宿するの?』


『当たり前だろ?』


『うー…わかったよ〜』


『お前テント持ってるか?枕とかも』



『持ってるけど一つだけしかない』



『なら俺がテント張るからお前中で寝ろ』



『レオは?』



『俺は外で寝る』



『私が外で寝るからレオ中で寝て。』



『なんでそうなんだよ!!』



『だって、ご主人様に外で寝かせるわけにいかないし…』



『じゃあ、二人で中で寝ればいいだろ?』



『えっ?いいの?』



ローズは嬉しそうな顔で聞いた。



『お前さえよければ、いいぞ。』
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