スターチスのように
『やっぱりそうだったか』



わたくしがお城へ入ろうとすると後ろから声が聞こえてきた。



わたくしは声の方を見た。



『なんで嘘をついた!?』



レオはローズの元へ歩み寄ってきてそう叩きつけた。



『わたくしはここのメイドですので嘘じゃなくってよ。』




ローズがそう言うと、ふたりは疑ったような顔でローズを見た。



『俺達の勘違いだったごめんな…じゃあな』



そう言って走り去っていった…
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