スターチスのように
(レオ…私の事好きだからじゃなかった。)



ローズが落ち込んでるとレオは、『奴隷に風邪ひかれたら困るって事もあるけどな』と言った。



(私の事…女の子として見てくれないの?)



『それより泊まるところ探さねぇとな』



『こんな暗いところで野宿かもな』



『確かに暗いな』



バサッバサッ



『キャー怖い』



ローズはそう叫び目を閉じながら隣にいたリオに飛びついた。
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