ずっと。
その度に私は
そんなことないよ!普通だよ!
って強がることが精一杯だった。
当時小学3年生だった私ですら気付くくらいこの家は変わっていた。
家に帰るとお酒の匂い
部屋に入ると父の怒鳴り声
学校に行くと母からの助けを求める電話。
年に1度の授業参観に母は眼帯を付けて出席した。
真夏にある運動会でも母はまた、眼帯を付け長袖長ズボンの状態で競技に挑んでいた。
誰が見てもわかる。
私の母は父からDVを受けていたことに。