佐伯くんの好きなヒト










「わぁーっ!美味しそう!」



そして夕飯の時間。


テーブルに並べたシチューを見て、美優さんは感嘆の声を上げた。




「凄いね深雪ちゃん!私なんかより全然料理上手なんだね!」

「いや、そんなこと…」


美優さんがこんなにも褒めてくれて、どうしても照れてしまう。





「早速食べよっ。ほら、奏多も座って座って!」

「ちょ、押すなって」



けど、さっきから見せられる2人の仲の良さに嫉妬してしまう自分が消えることはなかった。




< 84 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop