こんなあたしでも良いですか?
でも

何ヵ月かたった頃。


淳太の狭く暗い部屋で

『俺に何か隠してない?』

と淳太に言われた。



あたしは優しい淳太の
優しさにだけ甘えていて

優しさだけをみれば淳太の事が好きだった。



『なにも…』

あたしは言うと

淳太はいきなり
後ろから抱きしめてきた。


< 57 / 138 >

この作品をシェア

pagetop