【短】セント・ミステイク
現在は次の年の2月で、この嫌な日常茶飯事はすっかり我がクラスに根付いてしまった。


だから皆、私と蜂谷が言い争っていても、『ああ、またか』みたいにスルーしてるんだ。


「ああもうイラつくーーー!!なんだってアイツは私にだけあんなに邪悪なのよっ」


「まぁまぁ小町、ちょっと落ちつきなさいよ」


今日もまた蜂谷とケンカし終わった後、私は女友達と一緒にトイレへ。


手を洗って蜂谷への怒りをブチ撒ける私に、友達は若干苦笑いしていた。


「ったく、早く4月になって、クラス替えやって欲しいよ……2ヶ月先が待ち遠しい………」
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