【短】セント・ミステイク
ギャーーーーッ!!蜂谷の顔がちょっと動いたらキス出来そうな程近くにあるんですけどーーーー!!


「さっきオレ言ったよな?お前の事好きだって。だからそんなリアクションとられると、期待しちまうんだけど」


一気に大噴火して煙を噴き出す私に構わず、蜂谷は淡々と話し続ける。


「1年近く最低な態度し続けて“好きだ”なんて、簡単に信じられるワケが無いって理解してる。でももし、お前もオレを好きなら…そのチョコあげたい相手が、オレだったなら……くれ。そしてオレの彼女になってくれ」


そこまで言って、ギュッと強く目を閉じた蜂谷。
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