【短】セント・ミステイク
私達が通う高校は、学年が上がる毎にクラス替えが行なわれる。
2ヶ月、後2ヶ月我慢して蜂谷とクラスが離れれば、1年続いたこの険悪関係が終わるかもしれない……っ!
「神様どうか、2年生からは蜂谷と違うクラスにして下さい!!」
キッパリと言い切りながら、真冬には厳しい冷水を放出していた蛇口を思いっきり閉めた。
すると友達が、今度は苦笑いじゃなくてクスクスとおかしそうに笑い出す。
「そんな事言って………本当は蜂谷君とクラス離れるの嫌なんでしょう?小町」
「ハァ!?」
「誰だって好きな人とは近くにいたいもんね」
2ヶ月、後2ヶ月我慢して蜂谷とクラスが離れれば、1年続いたこの険悪関係が終わるかもしれない……っ!
「神様どうか、2年生からは蜂谷と違うクラスにして下さい!!」
キッパリと言い切りながら、真冬には厳しい冷水を放出していた蛇口を思いっきり閉めた。
すると友達が、今度は苦笑いじゃなくてクスクスとおかしそうに笑い出す。
「そんな事言って………本当は蜂谷君とクラス離れるの嫌なんでしょう?小町」
「ハァ!?」
「誰だって好きな人とは近くにいたいもんね」