俺様上司は溺愛体質!?
(せっかくガーターベルトなのに、これじゃいい女には程遠い気がする。もっと普段から立ち振る舞いを気にしないとだめだわ。確かに今日はドキドキがおさまらないけど落ちつこう……。)
「大丈夫です。ごめんなさい、急いでいるので失礼します!」
「あ、待って」
「はい?」
「えっと……脚……」
「あし……」
彼の目線を追うと、さっきの衝撃のせいかストッキングがベルトから外れていた。
伸縮性のあるごく普通の黒のストッキングだが、緩んで膝から落ちている。
「ああっ……」
立て直したと思ったが、またみるみるうちに赤面する。