俺様上司は溺愛体質!?
だが、見た目の奇抜さによらず、ショコラのデザイナー兼パタンナーとしての実力はすぐに知ることができた。これはショコラ初出勤の翌日のことである。
「女のコの体は円と曲線で出来ていマス。不規則に動く体の上の胸をどう形作るか、どうしたいかをキチンと考えていないと理想の胸にはなりまセン」
そう言ってショコラは、隣のデスクに座るちとせに向き合い、いきなり彼女の胸を下から持ち上げた。
「わあっ!?」
目玉が飛び出そうなくらい驚いたが、ちょうど真屋時臣と潤は外出していて、第三には女二人しかいかった。
「ちとせサン。あなたブラジャーになに求めてます」