俺様上司は溺愛体質!?

「はい。真屋さんが上司サンの恋人と出来ちゃったのは本当ですケド、奥さんじゃないデスシ、上司サン仕事辞めましたけど、それは真屋さんのせいじゃなくて転職しただけでスシ……そもそも元上司サン生きてマス」

「うわっ、なにそれ!」

「真屋さん、仕事できる人でしたけどそんな噂もほったらかししてマシタ。当然誤解されマシタ。噂怖いデス」

「本当だね。……ボクちょっと信じちゃってたもん。むしろ真屋さんにちょっと引いてたくらいで……」

「火のないところに煙立ちマス。それは反省して下サイ。そういう噂が逆に誰かを殺すことありマスヨ」

「うん……ごめん。反省します。ボク最低だった……先輩たちにも話す機会あったら訂正しておく……こういう噂、絶対もう口にしないよ」

 ちとせは二人に背中を向けて話を聞いていたが、潤がショコラに謝るのを聞いて、ホッと胸を撫で下ろしていた。



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