俺様上司は溺愛体質!?

 真屋は震えるちとせを抱きかかえるようにして押し倒し、さらに口の中に舌を這わせる。絡めてすする。

「ふっ、う、ん……」

 のしかかる真屋のシャツをつかむちとせの手に力がこもる。

 ちとせが泣き出しそうな声を漏らすので、両手でちとせの頭を押さえ、顔を覗き込んだ。

「俺が怖いのか」
「ちが……じぶんが……」
「ん?」

 濡れた瞳のちとせが可愛い。
 このまま食べてしまいたい。

「……じぶんが、変になりそうで、こわいん……です……」
「へえ」


 真屋は、過去こんなに異性に優しい気持ちになったことがあっただろうかと、胸が苦しくなった。


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