俺様上司は溺愛体質!?

 真屋の手がサマーニットの上からちとせの胸に触れる。柔らかくてたっぷりある質量の感触は、以前とはだいぶ違っていた。


「ブラ変えたのか」
「……一応、変えました……ジュリエットシリーズの、アンダー75のDにして、それから、アンダー詰めました……」
「そう、正解だ……日本人はカップやアンダーの数字に振り回されて勘違いしがちだが、ブラジャーを選ぶ時は本来ならここ……胸の下のバージスラインの円周に合わせなければならない」


 真屋の手がサマーニットの中に滑り込み、あっという間に背中のホックを外す。


「アンダーはあとからいくらでも詰めて修正ができるからな」
「……褒められてます?」
「褒めてる」
「よかった……」


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