俺様上司は溺愛体質!?
ひとしきり窓の外を眺めた後は、二人並んでデスクに腰を下ろした。
急ごしらえには違いないが、デスクの上には一台ずつパソコンがあり、引き出しには筆記具が入っていた。とりあえずオフィスに必要そうなものは一通り揃っているようである。
「あっちのひとり席が真屋さんで、こっちの三人席がボクたちってことかな」
「あと一人はどんな人だろう」
「まぁ、普通に考えたらパタンナー兼デザイナーかな。ボクと君が企画と営業。で、真屋さんが統括」
「企画と営業? 私も頭数に入ってるの?」
「そりゃそうでしょ」
「……だよね」
やはり早々に真屋時臣と話をしなければならない。
「いやぁ、それにしてもほんと真屋さん思い切ったよね。たったの四人でどうするんだか……めっちゃ面白そうだしワクワクするよね」
いきなり集められたとはいえ、伝説の販売員はすでにやる気満々のようである。
一方ちとせの方は、なんとか頑張ろうと決めたくせにやはり不安が拭いきれない。
急ごしらえには違いないが、デスクの上には一台ずつパソコンがあり、引き出しには筆記具が入っていた。とりあえずオフィスに必要そうなものは一通り揃っているようである。
「あっちのひとり席が真屋さんで、こっちの三人席がボクたちってことかな」
「あと一人はどんな人だろう」
「まぁ、普通に考えたらパタンナー兼デザイナーかな。ボクと君が企画と営業。で、真屋さんが統括」
「企画と営業? 私も頭数に入ってるの?」
「そりゃそうでしょ」
「……だよね」
やはり早々に真屋時臣と話をしなければならない。
「いやぁ、それにしてもほんと真屋さん思い切ったよね。たったの四人でどうするんだか……めっちゃ面白そうだしワクワクするよね」
いきなり集められたとはいえ、伝説の販売員はすでにやる気満々のようである。
一方ちとせの方は、なんとか頑張ろうと決めたくせにやはり不安が拭いきれない。